宿無団七時雨傘

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やどなしだんしちしぐれのからかさ


総合


歌舞伎

並木正三が、実話を一夜漬に脚色、明和五年(1768)に初演。上方味の強さが魅力となっている純粋の上方の世話物。 もとは侍の団七は、宝刀詮議に身をやつしている。刀は世話になっている治助の手にあるが、折紙はライバル数右衛門が持っている。団七の恋人富は、治助の言うままに折紙を手に入れようと、団七に愛想づかし、心ならずも数右衛門に従う。団七は怒りをおさえ、京へ上ろうと、狂言作者正三の家へ行き、不実の女を殺すという来月芝居の筋を語り合っているのを耳にし、身につまされた団七は、治助の真意も知らず彼を殺してしまう。