しけ

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しけ


総合


歌舞伎

の附属物で耳の所から下った毛をいう。 立役女形ともにある。その形によって色気、憂い、凄み等を微妙に表現する。立役に使われる棒じけは、耳の後から下った小さい毛で、油で固めてあるが、優しさ色気をあらわし、「対面」の十郎、「車引」の桜丸に用いる。また糸じけは毛に糸を交ぜて長く垂らしたもので「金閣寺」の大 膳、「菊畑」の淡海等の大悪人に使用される。