短冊

短冊 <TANZAKU>

字を書いたり、物に結びつけたりするための細長い料紙の総称。短籍・短策・短尺とも漢字表記された。
短冊は、詠歌料紙以外にも、例えば律令制下では考課料紙として(『三代実録』貞観十年四月十五日条)、
あるいは「捻文(ひねりぶみ)」として、籤のための料紙として使用された(『続日本紀』天平二年正月辛丑条)。
平安時代後期以降、予め詠題が記されている短冊を撰び、詠んだ和歌をその短冊に書くという、
探題歌会などで短冊が和歌料紙として使用されるようになり、主に即題の歌会である当座探題で使用されるようになった。


No.
作品名
形状
材質
寸法(縦×横cm)
時代
指定
写真(クリックで解説文のページへ)
17
後奈良天皇宸翰和歌短冊貼交屏風
六曲
一隻
紙本
墨書
六九、五×二八二、〇
戦国
時代