消息

22 伝後土御門天皇宸翰消息 一幅 (三一、六×三一、〇)
後土御門天皇(一四四二〜一五〇〇)の父は後花園天皇、母は藤原孝長の女信子(嘉楽門院)。
在位は一四六四年〜一五〇〇年。応仁・文明の大乱によって天皇は足利義政の室町第、小川第、北小路第、日野政資第と
移徙を余儀なくされたが、衰退した朝儀の復興に努めた。
本消息は、公卿補任覚を二条殿(持通もしくは正嗣)に借用を申し入れた折のものである。