消息

20 後光厳天皇宸翰消息 一幅 (三〇、五×四三、五)
後光厳天皇(一三三八〜一三七四)は、光厳天皇の第二皇子、母は三条公秀の女秀子(陽禄門院)。
本来は天皇を継承することなく仏門に入る予定であったが、南北朝の和議が破れるといった急変する政局のなか、
足利義詮らによって擁立され、北朝方の天皇として即位した。
本消息は、宇佐八幡宮伝来とされており、古筆了栄の極札が付属している。