色紙

13 後奈良天皇宸翰色紙 一幅 (一九、六×一六、四)
小色紙に、伸びやかに書かれた後奈良天皇の書である。
これは京極派和歌の創始者といわれる京極為兼(一二五四〜一三三二)の和歌で、『新後撰和歌集』第一春歌上に収められている。
下句は「かすミをかきて、にほふ春かせ」。なお古筆家五代古筆了aの極札が付属している。