雪女
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ゆきおんな
画題
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解説
東洋画題綜覧
北国の伝説である雪の精のこと、雪中に白衣の女の現はるゝこと、或は樹木に雪の降り積つて人の形に見えたりしたことから、かうした伝説を生んだのであらうといふ。『俳諧歳時記』には『増山井』を引いて『雪女とは山中の雪の中にある化相のものなり』といひ『年浪草』には『深山雪中、稀に女の貌を現はす、これを雪女といふ、雪の精といふべし』とある。
黒塚のまことこもれり雪女 其角
大夜着に今宵待ちけり雪女 言花
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)