びょうやなぎ
一に未央柳に作る、唐玄宗皇帝の未央宮の柳に起るか、金糸桃科の灌木で、高さ二三尺、葉は柳に似、末円く対生し、梅雨の頃開花す、形桃の花に似て黄色、蕊も黄色で長く糸の如し、金糸桃の名こゝに起る。
咲き出でも未央柳のたよ/\と 蛇足
近頃間々花鳥画として描かる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)