遮那王
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しゃなおう
画題
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解説
東洋画題綜覧
みなもとのよしつね「源義経」を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
義経十六歳にして遮那王と改む、その鞍馬出立のさまがよく画かれる。『義経記』に曰く
承安二年二月二日の曙に、鞍馬をぞ出で給ふ、白き小袖一重に唐綾を着重ね、はりま浅葱の衫を上に召し、しろき大口に唐織物の直垂めし、敷妙にいふ腹巻ごめにして紺地の錦にて柄鞘包みたる守刀、金作りの太刀佩いて薄化粧に眉細く作りて髪高く結びあげ心細げにて壁を隔てゝ立て出で給ふが、われならぬ人の音信れて通らん度にさるものこれにありとぞ思ひ出でて跡をも訪ひたまへかしと思はれければ、漢竹の横笛を取り出し半時許ふきて(下略)
遮那王を画いた作
小山栄達筆 第七回文展出品
尾形月三筆 第八回文展出品
佐藤光華筆 第十回帝展出品
森戸果香筆 昭和十二年文展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)