藤原良近
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ふじわらの よしちか
画題
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解説
前賢故実
太宰員外帥吉野の四男。風姿が美しく清らかで、時之人々に称賛されるほど為政の能力が高かった。並外れの腕力を持っていた。かつて人と同じ牛車に乗っていたとき、少し酒に酔った良近は「わたしはこの車の牛を引っ張れないようにすることができる」と言い出して、手で車の床を押さえつけ、息を止めて座ると、牛が頑張っても引っ張れなくなった。從四位下、美濃権守、神祇伯にまで昇進。貞観十七年卒、享年七十五歳。
(『前賢故実』)