藤原多美子
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ふじわらの たみこ
画題
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解説
前賢故実
右大臣良相の娘。美しい容姿を持ち、女徳があった。これを以て貞観五年に從四位下を授けられた。同六年正月、清和天皇が元服した日に、多美子は選ばれて後宮に入った。帝の寵愛を独占し、同年に女御となった。のち何度も位階の昇進を受けた。元慶七年、正二位にまで栄転。仁和二年薨去。気立てがおっとりしていて、徳行が頗る高かったので、宮殿内外の人々は多美子に帰從していた。
(『前賢故実』)