紀貫之女
ナビゲーションに移動
検索に移動
きの つらゆきのむすめ
画題
画像(Open)
解説
前賢故実
和歌に長けていた。後宮に入り内侍を務めた。村上天皇の時、清涼殿前にある梅の樹が枯れたので、帝は枯れた梅の代わりに貫之の邸宅の梅を清涼殿前に移植しようとしたが、実家にいた内侍は、自分の心情を歌に託した。内侍の歌を読んだ帝は、感動して移植を止めさせた。それで、世の人々は内侍の家にあった梅を鶯宿梅と名付けた。内侍はかつて紀家六帖を著わした。
勅なれば いともかしこし 鶯の やどはととはば いかがこたへむ
(『前賢故実』)