紀最弟
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きの いやおと
画題
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解説
前賢故実
從四位下の木津魚の子。弘仁十一年に内膳、典膳を務め、承和中に從五位下、右兵衛佐へ昇進。仁寿二年、信濃介になったが、在任中に亡くなり、享年五十八歳。最弟は武芸に練達、並外れの膂力を持ち、体が軽くて敏捷で、危ないところを平気に往き来していた。最弟が京畿あたりの盗賊の追跡と逮捕に尽力したため、悪党のほとんどは取除かれた。
(『前賢故実』)