磯馴松

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そなれまつ


画題

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解説

東洋画題綜覧

水辺断崖の地などに生ひたるの風、に梢を梳られながら枝の蟠屈して奇妙な姿をしたもの。

あだ浪の高師の浜の磯馴松なれずはかけて我が恋ひめやも  (古今集十二)

このころの浦吹く風にそなれ松かはらぬ色も秋は見えけり  (玉葉集)

大和絵に画いた松の作などに、かく題したものがある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)