はくぎょにゅうせん
白魚の船に入ること慶事としある、出所は『史記周紀』武王の故事による。
武王渡河、中流、自魚躍入王舟中、武王俯取以祭。
と、平家物語に平清盛熊野詣の舟中に白魚の舟に入るを見て喜ぶことあり、此の故事に出で、よく描かる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)