楚蓮香
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それんこう
画題
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解説
画題辞典
楚蓮香は唐の明皇の時に於ける長安府中の名媛なり、容委艶麗国色無双と称せらる、その外に出づるや胡蝶その香を慕ひ相随ふて翔ふといはる、
山口素絢の画く所あり、長澤蘆雪画く所亦村田某氏所蔵にあり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
楚蓮香は唐の玄宗皇帝の時に於ける長安府中の美姫、その外に出づるや蝶これを慕ひて従ふといふ。唐美人としてこれを描くもの少くない。
都中名姫楚蓮香者、国色無双、時貴門子弟争相詣之、蓮香毎出処間、則蜂蝶相随、蓋慕其香也。 (開元万天宝遺事)
これを描いたものに左の作がある。
円山応挙筆 鴻池家旧蔵
長沢芦雪筆 村田利兵衛氏蔵
山口素絢筆 所蔵者不詳
佐藤光華筆 第十二回文展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)