朝賀

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ちょうが


画題

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解説

東洋画題綜覧

宮中に於ける元旦の御儀、群臣参内して 天皇に拝賀の礼を行ふこと。

朝賀、これを朝拝とも申也、元日辰の時に、天皇大極殿に行幸ありて行はせ給ふ也、群臣みな礼服を着してきながら御即位の儀式に同じ、奏賀、奏瑞とは目出度嘉瑞どものあるを国々より申せば、それを記して今日奏する也、小朝拝は只臣下の元日にてあれば、天子を拝し奉るべきよし申請て行はるゝ公事にして、さして朝廷の為にもはべらず、神事仏事にもあらず、さればこれは私の礼也、君に私なしと云本文あり、よろしからざることゝて、六十代延喜の御宇に勅有て延喜五年左大臣時平公に仰せてとゞめさせ給ひし也、抑も朝拝は百官こと/゙\く拝すといへども、小朝拝は殿上ばかり也、故に私あるに似たりとて、とどめさせ給ひしにや、しかるに臣下ども元正の日君を拝し奉ることをしきりに申せしかば同十九年に又もとの如く行はれはべりし也。  (栞草)

年中行事絵として画かる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)