こうがほんげつ
月の異名、恒娥の起りである、恒娥は羿の妻で、羿がある日西王母に不死の霊薬を求めた処、恒娥がひそかに之を盗んで月の世界に走り、つひに蟾蜍になつてしまつたといふ故事。
羿請不死之薬于西王母、恒娥以奔月 (淮南子覧冥訓)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)