にじゅうごだいじ
平安朝に於ける二十五箇の大寺院をいふ、即ち
東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、西大寺、法隆寺、新薬師寺、大后寺、不退寺、法華寺、超証寺、竜興寺、招提寺、宗鏡寺、弘福寺、崇福寺、梵釈寺、檀林寺、延暦寺、貞観寺、元慶寺、仁和寺、醍醍寺、浄福寺、勧修寺
といふ、これは『拾芥抄』に載するところであるが一ケ寺多い、なほ一説には弘福寺を除いて廿五ケ寺となすといふ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)