作品名：「円山夜桜」
絵師：浅野竹二
判型：大判多色摺（横）
出版：昭和7年(1932)　
所蔵：立命館ARC（arcUP7167）

夜桜を描いた本作は、京都でも最も著名な桜である円山公園のしだれ桜を描いている。ライトアップされた桜は、水面には映り今を盛りの姿が誇らしげである。浅野竹二は、昭和5年(1930)に創作版画集「新京都風景」を刊行して以来、創作木版画に転向し、各地の風景を描いた。戦後は、単純で抽象化した版画を描いている。（a）