市民のくらしを守る―52年度京都市予算(145-3)
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「京都ニュース 市民のくらしを守る ─52年度京都市予算─ 京都市広報課」 52年度京都市予算 総額5.073億円 人間尊重、市民本位の市政を進めている京都市の、昭和52年度予算がスタート。厳しい財政事情の中でも、市民の暮らしを守るため、きめ細かい施策が盛り込まれています。最重点施策は福祉の充実。お年寄りのための施設づくりや生きがい対策もより積極的に進めていきます。働くお母さんの要望に応えて、保育所の定員も増やします。体にハンディキャップのある方のための施策も、より充実。待望のリハビリテーションセンターを来年春、オープンの予定です。子どもたちの教育や文化、スポーツの向上も市政の大きな柱。西京区大枝に移転の決まった市立芸術大学。余暇を有意義に過ごせるように。青年の家や美術アトリエなど、いろんな講座や教室が予定されています。毎日の健康は、まず体力づくりから。市民のスポーツ活動や、体育施設の充実も大切な仕事。住み良い環境づくりのために。よりきめ細かな公害監視と一歩進んだ対策を。公害センターの建設工事も始まります。市民の台所を賄う中央卸売市場。昨年から10か年計画で拡張工事が進められています。下水道づくり。直径5.4m。道路の下にはりめぐらされています。昨年から一部入居の始まった洛西ニュータウン。新しい生活もスタート。宅地造成や住宅建設も急ピッチで進んでいます。新しい市民の足、地下鉄烏丸線も、今年は全線に渡って工事着工。昭和55年度開通に向けての全力投球です。146万市民すべてが明るく、快適な毎日が過ごせるように、福祉都市京都を目指して京都市の仕事は進められているのです。