無火災都市をめざして―市消防局―(176-1)

「京都ニュース 無火災都市をめざして ─市消防局─ 京都市広報課」 環境音)「はい119番消防です。火事ですか救急車ですか。」「ええとね、...」 火災の通報は119。 環境音)「場所はどこ」「ええと、寺町のね」「寺町の、はい。はい。」「寺町の三条下がったとこ...」「落ち着いて場所言ってください」「出動指令、第57地区、中京区寺町通三条下ル東側出火...」 一刻も早く現場へ。ドライバーのみなさん、進路を開けてください。野次馬お断り。消火の邪魔をしないでください。わたくしたちの大切な財産を焼き尽くしてしまう恐ろしい火事。近年は特に焼死者の数が増え、京都市でも消防局発足以来の最悪の事態となりました。あなたのお宅の備えは大丈夫ですか。水バケツ、消火器、避難用のロープ。密集地や袋小路のところでは非常口を設けて、訓練をしておくことが大切です。煙の中では姿勢を低く。一人暮らしの寝たきり老人のお宅には、京都市が火災感知器を取り付け、町内の皆さんのご協力を呼び掛けています。また、耳の不自由な方に緊急のお知らせをする器具を消防職員が研究し、普及を進めています。こちらは市民のアイデアで開発された消火器の運搬機。これなら誰にでも楽に使えます。タバコの吸い殻もこうすれば確実。最近全国的に増えているのが油鍋火災。京都市内でもタバコに次いで多く、不注意火災の代表格。すぐ戻るつもりでも、うっかりしていると。油鍋に火が入ったら、慌てずに濡れたシーツ、粉末消火器。水は絶対にいけません。京都市消防局では、ご家庭の防火診断にお伺いして火災発生の芽を摘み取る指導を続けています。火事の通報は119番です。自分の住所は落ち着いてしっかり言いましょう。消火器の使い方はみんなが体験して体で覚えておきましょう。町内での指導にも熱が入ります。家族ぐるみで防火の関心を高めようと親子見学会。少年消防クラブも、市内で500名以上が消防のことや正しい防火について学んでいます。市民ぐるみで防火の備えを。市内の187消防分団の代表を今川市長が激励。 スピーチ)「生活様式も、また都市構造も変転致しておるわけでございますが、この間におきまして、火災その他の災害もまた複雑多様化致して...」で 消防職員・団員が一体となって、災害のない都市京都を目指しています。 スピーチ)「...市民の命や暮らしを守る為、日夜消防活動に献身的な努力を払っていただいておるわけでございまして。...」 日本文化のふるさと京都、そして147万市民の暮らしを火災から守ろう。京都市消防局では日夜努力を続けているのです。