住みよいまちづくり(172-3)
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「京都ニュース 住みよいまちづくり 京都市広報課」 1982年、京都市は今、誰もが快適に暮らせる住みよいまちへと着実に進んでいます。京都市が都市計画事業として進めている京阪本線地下化事業。トンネル工事もすでに4分の1が終わっています。完成は61年3月の予定。これができれば踏切がなくなり東西交通がスムーズになるほか、地上部には都市計画道路も予定されています。計画人口4万人の洛西ニュータウンと2万人の向島ニュータウン。ここではタウンセンターなど暮らしの環境整備も進んでいます。快適な都市生活に欠かせない下水道づくりは、最重点施策の一つ。総額2200億円をかける新5か年計画も順調に進んでおり、60年度末で普及率は68%に。京都駅南口ではターミナル機能の充実と南部開発の拠点を作るため再開発事業が行なわれています。事業の中心、再開発ビルには市民文化ホールをはじめ、いろいろな施設が設けられます。子どもたちの文化と夢を育てよう。交通局北野車庫跡に建設を進めている京都こども文化会館は、57年度初めに開設する予定です。潤いと活気のある魅力的な街並みを作り出すための市街地景観整備も大きな課題。明治の近代化の面影を今に伝える三条通、そして烏丸通などでは、都市の個性を活かした都心整備が進められようとしています。住みよい豊かな理想の街を目指して、私たちのまち京都は、今確かな手応えで前進しています。