公害のないまちに―公害センターオープンー(154-3)

「公害のないまちに ─公害センター・オープン─」 美しい水、青い空。公害のない住みよいまちづくりを。京都市では、今日も市民の皆さんと共に、公害防止に全力投球をしています。河川の汚れの監視や工場排水の規制を強めた結果、少しずつ美しさを取り戻してきました。すべての河川に魚が棲む、一日も早く、そんな街にしていきたいものですね。青い空を守るために。工場や事業所に煤煙などを出さないように指導してきた結果、青空の広がる日が増えてきています。その一方、今も問題になっているのは、自動車の排出ガスによる大気の汚染や騒音、振動。不要不急の自動車は使わないという市民の皆さんのご協力が何よりも必要です。昭和54年1月、総工費12億3200万円をかけて、中京区壬生に京都市公害センターがオープン。将来の京都の環境を守る拠点にふさわしく、近代的な設備を整えています。ここでは、河川水、工場排水などの水質検査をはじめとして、検査から相談まで総合的な業務を行います。今や、公害問題は都市の持つ最大の悩みの一つになっています。全ての人々が安心して暮らせるために、市民みんなの力で、わたくしたちの街京都を公害のない緑豊かな住みよい街にして行きましょう。