京都のまちに福祉の風土を(140-6)
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「京都ニュース 京都のまちに福祉の風土を 京都市広報課」 緑に囲まれた環境。2年の歳月20億円の費用をかけて、市立東養護学校が完成しました。目の下に山科の街並みが広がる音羽山のふもとです。各教室や設備には、知恵遅れの子どもたちが障害を乗り越え、心豊かな人間としてたくましく成長して行くように、きめ細かな配慮と工夫が凝らされています。今日はその開校式。この日を本当に待ち望んだ子どもたちや保護者の皆さんを前に、教育長の開校宣言。小学部119人、中学部32人の子供たちの、新しいスタートです。授業はそれぞれの発達段階に応じて進められます。教室と並んで保健室もこんなに立派。京都市では、高等部の白河養護学校も4月に開校し、着々と知恵遅れの子どもたちの教育を充実させています。頑張れ。共に学び、励まし合い、進んで行こう。中京区四条御前角。身体障害者リハビリテーションセンター・中央老人福祉センターの起工式が行われました。舩橋市長は、福祉は行政の原点です。これが体の不自由な人やお年寄りの福祉の拠点として役立つと確信します、と挨拶。6階建て、総工費は25億円。健康相談や機能回復訓練、治療が受けられる施設。そして体育館など、一人ひとりのたくましい自立が目指されています。すべての市民が人間として幸せに暮らせるよう、京都の街に福祉の風土を育てましょう。