びわ湖疏水101年(218-2)

京都ニュース びわ湖疏水100年 京都市広報課 疏水ができて百年。その百年を記念して、左京区の南禅寺のほとりに、琵琶湖疏水記念館が完成しました。一階ホールに飾られているのは北垣国道知事直筆の扁額の複製。疏水工事のために使われた、設計図や工具を中心に、当時の難工事を描いた田村宗立画伯の絵などが第一展示室にあります。二階は、田辺朔郎博士に関する資料室。そして、四階展示室には、第二疏水と電気事業、上水道事業、市電の開通という、明治の三大事業を物語る、資料パネルやビデオでの紹介。また、疏水を利用して、船で荷物を運んだ、蹴上インクラインの模型も展示されています。日本で初めて、蹴上の水力発電所で使われた、水車と発電機の実物も置かれています。琵琶湖疏水は京都の先陣たちの英知と努力の結晶。五年後には、平安建都1200年を迎える、私たちの街、京都。私たち京都市民は、この琵琶湖疏水から、将来への創造エネルギーをくみ取っていこうではありませんか。