富井市政スタート(87-1)

「京都ニュース 富井市政スタート 京都市広報課」去る3月1日、京都市長に就任した富井さんは、多数の市民の拍手のうちに初登庁。140万市民の意見を市政に反映し、民主市政を貫き、市民の健康と暮らしを高める市長の椅子につきました。富井市長は、市政を預かるにはまず仕事を知らなければと、さっそく市民と直接繋がりのある各施設を見て回りました。学校や、多くの市民から望まれている住宅団地、京都市の心臓部である浄水場や清掃処理事務所、下水処理場などを視察。市民の健康と暮らしを高める市政を進めるには、どうすればよいかを勉強。直ちに42年度予算を組むため、助役、そのほか幹部職員と意見を交換。6月市会に提案するための本格的予算編成に取り掛かりました。この予算案で富井市長は、第一に市民の健康と暮らしを高める、第二に子どもを大切にし、次の時代の人作りを心がける、第三に伝統文化の発展と暮らしに繋がる市民経済施策を強める、第四に市民生活に直結した計画的な都市づくり、そして市民自治意識の高揚と明るい市役所づくりを進めるという5つの柱を示しました。そして、一般会計に水道や交通などの特別会計を加えた748億2000万円の予算が、去る6月30日の市会本会議で決まりました。可決後、富井市長は記者会見で、基本的な考えがそのまま行政に活かされることは本当に嬉しい、市民の立場に立って140万市民との約束を果たしたいと力強く決意を表明。ここに富井市長を船長とした京都市丸が友綱を解き出帆したわけです。民主市政確立のため、市民みんなの力を結集していただきたいものです。