火事のないまちに 8年連続火災減少めざして(67-4)

「―京都ニュース― 火事のないまちに 8年連続火災減少目指して ―京都市広報課―」ここは京都市消防指令室。市民の防火協力と消防局の予防消防への不断の努力にもかかわらず、消防指令室は相変わらず忙しいようです。寒さが加わるとともに火災は増えてきています。この悲惨な火災現場。一瞬にして全てを灰にしてしまう火災の原因、それはどこにあるのでしょう。京都市の火災原因の20%は、暖房器具の取り扱いの間違いからとなっています。特に最近は、石油ストーブの火災も加わって、暖房器具による火災はますます増加する傾向にあります。昭和31年から年々火災が減少しているにもかかわらず、ここで火災が増えたのではせっかくの努力も水の泡と、消防局は懸命の防火指導です。家庭の火元責任者の多くは奥様方。色々の暖房器具を積み込んで、団地に町内にと回り、車を停めては器具の取扱いについて正しい知識の普及です。使用中風が当たりストーブが異常燃焼を起こしたり、また着物の裾が引っかかって倒れ大火災になったという例があります。倒れたら火が消えるという装置もあるにはありますが、もしも倒れたら。このままで異常燃焼を起こしたら、たちまち障子に燃え移り大変危険です。油に火は禁物。燃料置き場も整理して火の気を近づけないように。注意していても万が一火災になったら、ということを考えて、消火器の1つぐらいは家庭におき被害を最小に止めたいもの。なんといっても火災を出さないのが1番。いろいろの暖房器具を使用する機会の多い昨今、ご家庭の奥様の責任は重いと言えましょう。市民と消防職員が一体となって輝かしい8年連続火災現象の新記録を打ち立てたいものです。 出る時 ねる前 火の始末

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