しめやかに市公葬 故井上市長をおくる(85-2)
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「京都ニュース しめやかに市公葬 故井上市長をおくる 京都市広報課」1月21日、市公葬の日。井上市長の遺骨は、長男・キヨカズ氏の胸に抱かれて市役所を訪れ、職員に別れを告げます。市役所前広場では、市の職員が名残を惜しむ中を、警察・消防音楽隊が奏でる葬送曲に送られて、式場へ向かいました。市公葬の式場、京都会館にも、多数の人々が参列。井上さんの遺徳を偲びました。ここで、在りし日の井上市長を偲んでみましょう。 市政の根本は、市民の声を聴き、市民の身近な問題を取り上げ、解決をする図であります。たとい、平凡な市民のサービスでありましても、その一つ一つの積み重ねが、京都市民に明るい豊かな生活を約束するのであります。私は、市政の近代化を推進して、市民の期待に応えるために、3つの柱が必要であると考えております。第1に、清潔で、規律正しくあってほしいと思うのであります。市民は、私たちに対し、公務を信託し、その代わりに税金を負担し、その執行にあたっては、公正な運営を期待しておるのであります。私たち公務員は、全体の奉仕者として、いかに... 今年1月6日、警察の視閲式に臨み、突然倒れ、日赤救急部院に入院。医師団の懸命の看護と市民の祈りもむなしく、帰らぬ人となったのです。市政に輝かしい業績を挙げ、将来を大きく期待されていた井上市長の死去は、誠に惜しまれてなりません。