すすむ産業団地づくり(68-2)
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すすむ産業団地づくり ―京都市広報課― 京都の産業はその99%までが中小企業で、ともすれば大企業に押されがちです。これらの産業を守るため、同じ企業を立地条件の良い場所に集め合理化しようと産業団地づくりが盛んです。300年の伝統を持つ清水焼も67企業が、山科の西、国道東山バイパスの南側、およそ6万平方メートルの地に集団移転し、現代の企業としてさらに伸びようとしています。また、京都市の中央部にあって日頃激しい交通と狭い道路にその機能が停滞しがちの室町問屋街。これらの業者の一部が交通の便利な名神高速道路南インターチェンジの南東、およそ10万平方メートルに京都繊維産業団地を計画。近畿の室町をして発展しようとしています。ここ南区久世の久世工業団地はおよそ6万平方メートルに土地に、板金、プレス、機械組み立て企業など22社を迎える予定です。共同作業場や汚水浄化設備なども完成。この医療機械など各業種の産業団地計画が進められており中小企業の発展のために、また古い伝統の街京都の再開発のためにもこの産業団地づくりは注目を集めています。