山之内浄水場着工(66-5)

「京都ニュース 山ノ内浄水場着工 京都市広報課」130万京都市民の生活に欠くことのできない水。現在市内には、松ヶ崎・蹴上・九条山・山科・伏見の5つの浄水場があります。37年・蹴上浄水場の大拡張完成で、一日40万tの給水能力を持っていますが、しかし年々水の需要量は市民生活の近代化とともにうなぎ登りです。このため、市水道局では市民の水確保に先手を打って右京区山ノ内に総工費84億円、給水能力一日20万tという京都市最大の浄水場新設に着手しました。完成は昭和41年の予定ですが、水不足に備えて39年夏には給水能力の半分、一日10万トンの給水ができるように計画されています。山ノ内浄水場は琵琶湖の水を使います。疎水から浄水場へ引くための導水管工事も、御池通から始められました。この導水管は疎水夷川ダムから水を取り入れ、鴨川の底を横断。御池通に沿って西へ国鉄(※音飛び)の北側を山ノ内浄水場まで長さ6キロ。管の太さも直径1m 65センチで、京都の水道管では最大のもの。市民の水確保のため、新しい山ノ内浄水場の完成が待たれています。

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