国立国際会館の整地工事(62-3)

国立国際会館の整地工事 国際都市・京都の中心となる、宝池の国立国際会館は、昨年11月着工以来、急ピッチで整地工事が進められています。総面積15万平方メートルの建設用地には、今、排水施設や土盛りが行われています。近くの岩倉幡枝の小山を切り崩し、特設のダンプカー専用道路を使って会館用地へ運んでいます。一方、建設省では、会館の設計を公募しており、この秋には、夢の国立国際会館の全貌が明らかになります。そして、本館と庭園は、第一期工事として40年秋に完成し、開館の予定です。80か国の代表が集まって大会議を開くことができる、東洋一の国際会議場となります。 道路・下水道工事 また、この国立国際会館の建設に合わせて、京都市内の都市計画工事が各所で進められています。北山通、堀川通など、幹線の道路づくり。年々十数億円を投じて、一昨年から10年計画で始まった下水道建設工事は、3年目を迎え着々進展。また、市内の道路は、国道・府道・市道、合わせて3170キロメートルに及びますが、その31パーセントの舗装がすでに完成しています。 五条通の延長(東山トンネル) 五条通を東へ延長する国道東山バイパスは、昭和40年開通を目指して建設中です。コースは、東山五条からトンネルで東山を潜り抜け、山科を横断。追分の京都東インターチェンジで、国道1号線と名神高速道路に結ぶものです。今、山科側からトンネル工事が進められています。西行き270メートル、東行き240メートルの2本がつけられます。