「京都ニュース 海を渡る精薄児の作品」
京都市右京区嵯峨小学校の一隅に、たんぽぽ学級という教室があります。ここの受け持ちは田村先生と言い、生徒は精神薄弱児ばかりの特別学級です。今この子たちが一生懸命作っているのは、灯台と題した絵や粘土細工で、これは田村先生が「愛のキセキ(?)」という本を通じて知り合った、全米精薄児協会国際委員長ドロシー・モス女史に送り、アメリカの精神薄弱児の作品と交換しようとするものです。子どもたちのおぼつかない手つきで、クリスマスまでに送りたいと一心に制作に取り組んでいるこの姿はいじらしいようです。
