公害ととりくむ(118-4)

「京都ニュース 公害ととりくむ 京都市広報課」
公害。新聞やテレビで毎日話題にならない日がないほど、公害は私たちの前に大きく立ちはだかってきています。京都のまちに、もうこれ以上公害がはびこることは許さないと、市では公害防止に懸命の努力。公害パトロール車が、工事騒音や振動など、市民に迷惑をかけていないかどうか、全市一円で立ち入り調査。最近、PCB 公害で市民の不安は募るばかり。市の公害対策会議では、いち早く専門部会を設置しました。川の汚れの主な原因は、工場から出る廃液です。京都市では、川の大小を問わず、市内全域にわたって水質調査を実施。市の衛生研究所では、市民の健康を脅かす恐れはないか、厳重な水質検査。水の汚れに厳しい目を光らせているのです。工場廃液を出している公害発生源の企業に対しては、設備の改善など強力な指導を行っています。東京、大阪などで被害が続出している光化学スモッグ。京都でも警戒に手抜かりがあってはなりません。市では、オキシダント濃度観測網、自動車排出ガス観測局を市内各地に張り巡らせ、絶え間なく監視を続けています。観測されたデータは大気汚染中央管理センターに集約される仕組み。空気の汚れに対して厳重な警戒態勢が取られているのです。公害を無くそう。京都の空を、川を、そして街をいつまでも美しく保つために。