マイカーと駐車場(106-6)

「京都ニュース マイカーと駐車場 京都市広報課」
くるま、便利なものではあります。増えるわ増えるわ、今や市内で我輩の仲間は21万台。奥様のお買い物にもお供します。銀行のご用も車の中からOK。我輩は、お風呂屋さんにもお供します。我輩の仲間をたくさん増やしては、自分は片隅を歩く人間ども。右へ曲がるな左へ行くな。ルールとは難しいものである。道は人間のもの。違法駐車撲滅を目指して覆面パトロール隊の出動。お巡りさんもあの手この手と忙しい。動く我輩は意気揚々だが停まるとなると、休み場所が大変である。空き地があれば、どんなところにも駐車場が。仏さま、どうも失礼。浮世には身の置き所がなくてね。かしこみかしこみ慎みて駐車。お神酒はご法度。15ヵ所ある市営駐車場。それももういっぱい。紫明通堀川にできた無人駐車場。世はまさにオートメ時代。全て機械仕掛けである。料金箱に100円硬貨を入れると、ゲートが開くという最新式のものである。市内の駐車難解消に一役。川の監督は府、駐車場を作るのは市。力を合わせて疎水の上の駐車場も大幅に拡張。車の下を水の流れる。大わらわの毎日である。