火災からいのちを守る(105-1)

「京都ニュース 火災からいのちを守る 京都市広報課」
本番さながら、真剣な救助訓練。市民の皆さんの協力で京都市内の火災は年々減っているのに、火事で亡くなる人は増える一方。市民の命を守って救助隊は活動を続けている。ところで、皆さんはもし火事が起こったらどうなさいますか。
「こんにちは。あの、消防局ですけども。」「あの、奥さんこのビルでですね、もし火事がいったとしたら、どうして知りますか。」「そうですね、あの、ベルで知りますね。」「非常ベルで知りますね。」 「今、下の方から火事になったとしたら、奥さんならどうして逃げられますか。」「やっぱしエレベーターで逃げるわね。」「ねえ。」 「エレベーターの中で停電になればどうします。」「さあ、どうしよその時。」「この部屋から一番近い非常口は知っていますか。」「えーとねえ、この廊下の突き当りですか。」「...。」「奥さん、ちょっと失礼します。」「はい。」「あの消防局ですけども。」「はい。」「もしもですね。」「はい。」「ここであの火事になったとしたら。」「はい。」「奥さんならどうされますか。」「はい、あの、先ね119番に電話して、それから消火器で消します。消火が到着するまでに。」「ああそうですか。」「はい。」「2階でお休みになっててですね。」「はい。」「もしも下から燃えてきたとしたら。」「はい。」「火事になったとしたら、奥さんならどこに逃げられますか。」「さあ、そうですね。まあ、2階の窓から飛び降りるのと違いますかしらん。はい。」「えー、あの、こういったですね。えー、あの、ロープに結び目を作って。」「はい。」「えー、まあご家庭でいざの時のために用意をしていただいていると。また、あの、普段使われている物干し竿なんかをいざの時にですね、ああいうんに使って、えー、まあ逃げるということですね。すでにこういうことはもう市内で実際に使ってられるところが、まああるわけ...」
皆さんの家庭で、職場で、今この場所で、もし火事が起こったら。さあ、どうして知らせましょう。一番近い非常口は。避難器具の置き場所は。使い方はご存知ですか。悲しい犠牲者を出さないために、普段から十分注意してください。