若杉学園の一日(104-4)
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「京都ニュース 若杉学園の一日 京都市広報課」
生まれてくる赤ちゃんの20人に1人は精神薄弱者。つまり、知恵遅れだと言われる。知恵遅れの子どもたちに仕事を教える、私立若杉学園。ここに毎日通う生徒は60人。障害を持った子どもたちも、人間として幸せになる権利はある。同じ悩みを持つ仲間と過ごす時が、彼らにとって一番楽しい時だ。木箱やブロック作りに頑張る子どもたち。社会で立派に働けるように訓練。ここに働く職員は、園長以下17人。「タンバリン」タンバリンを叩く音「タンバリン」タンバリンを叩く音。音楽を通して養う協調性。楽器の音 「タンバリン」 タンバリンを叩く音 「タンバリン」 タンバリンを叩く音。両親と先生とが力を合わせて築く、子どもの幸せ。日本では、こうした福祉施策が非常に遅れており、この子達にとって、世間の風はことのほか冷たい。国や自治体の、より真剣な取り組みが望まれている。毎年開かれる、精神薄弱者福祉展。作品には、子どもたちの汗と油がにじみ出ている。富井市長も、「精神薄弱者の問題を、自分たちみんなの問題として考えてほしい」と強調。京都市でも、学園を卒業した人々のための職業訓練施設の建設を進めている。「すべての児童は人として尊ばれ、社会の一員としてよい環境の中で育てられる」と、児童憲章に謳われてはいるが。