1 島原太夫道中乾板写真 つぶし島田

三十四枚
昭和4(1929)年・昭和5(1930)年
ガラス乾板
arcGN01-028

島原の太夫道中を記録した乾板写真である。太夫達はみな豪奢な櫛や花かんざし髪に差し、絢爛豪華な打掛をまとい、帯は前で「心」の文字に結んでいる。道中のときは、黒塗りの三枚歯の下駄を素足に履き、両側に禿と長柄の傘持ちの男性を従えて、内八文字で練り歩いた。写真群には、典型的な道中の写真に加え、髪形を記録したと思われる太夫の後ろ姿や、室内で芸事をたしなむ太夫、グループでの写真なども収められており、大変興味深い。

関連記事
  • 2 島原太夫道中乾板写真 立て兵庫

    2 島原太夫道中乾板写真 立て兵庫

    三十四枚
    昭和4(1929)年・昭和5(19...

  • 3 島原太夫道中乾板写真 女元禄

    3 島原太夫道中乾板写真 女元禄

    三十四枚
    昭和4(1929)年・昭和5(19...