4 日本市川三筋之巻物(八代目押紙)

明治30・31年(1897・1898)頃成立
arcHS03-0007

幕末から明治期にかけて江戸で染物・呉服を営んでいた金屋竺仙<ちくせん>が作成した巻子。巻二と巻三には、竺仙と親交の深かった市川団十郎家に関する錦絵や書簡等の貴重な資料が収録されている。八代目市川団十郎の顔に紙を押し当てて採った「押紙」は、嘉永2(1849)年8月の景清<かげきよ>上演時のものと推定されており、現存する押隈<おしぐま>の中では最古となる。

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