2 羽根つき図

上柿芳龍、紙本着色、江戸時代 (十八世紀)
eik3-1-15

女性が羽根つきを楽しんでいる図である。着物の柄など相違はあるが、同一作者による同じ主題の作品2点が知られている。ニューオータニ美術館蔵「羽根津久美人」・ボストン美術館「羽根突き美人図」である(例えばニューオータニ美術館本はきちんと草履を履いているが、本図は裸足である)。
筆者、上柿芳龍については、遺品も少なく、上方の浮世絵師であろうということ以外は不明である。