巻1.02 討伐の勅命

晴明曰く、酒呑童子は通力自在の鬼神で、多くの家来を侍らせる強敵だが、対する我が国は神仏がさかんであるうえ、勅命を出し武勇をもって立ち向かえば容易く退治できると帝に奏上した。

帝は、多田満仲の嫡男であり、武勇に優れ、神への信仰も厚い源頼光を禁中に召し、朝敵・酒呑童子追討の勅命を出す。

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    頼光が酒呑童子討伐の勅命を受ける場面。