巻4.02 戦いの準備

頼光一行は二人の姫君たちを先導に酒呑童子の寝所へ向かう。普段は多くの鬼が警固する門も、眷属たちは酔い潰れているので、楽々と通過できた。

一行はやがて、銅を三重に構えた巨大な建物・武功開運楼にたどり着く。女房たちはこの建物の向こうに童子の寝所があると告げ、頼光たちは鎧兜を身に纏い、戦いの準備を始める。