島村達雄
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【テーマ設定】
インタビュー計画概要:株式会社白組の成長と技術変遷――日本のVFX業界を牽引した軌跡
大テーマ:
VFXスタジオ・白組の創業者である島村達雄氏の証言に基づき、同社が日本の映像業界を牽引する存在へと成長した軌跡を、制作技術の変遷と経営的判断の両面から明らかにする。特に、アナログからデジタルへの激動期において、どのような思想と戦略で技術的課題や経営危機を乗り越えてきたのかを探る。
中テーマと主な焦点:
1.白組創業以前の軌跡:映像表現とインフラの探求
・ 東映動画、学研、東京コマーシャルフィルムと渡り歩く中で、制作インフラの重要性を体感し、映像表現の多様な技術を模索した島村氏のキャリア初期
2.白組の創業と発展:アナログからデジタルへの挑戦
・ 光学合成やモーションコントロール等のアナログ技術で創業し、NHKとの共同研究を経てデジタルへ移行、大規模なインフラ投資で経営危機を乗り越えながら事業を拡大した過程。
【期待される成果】
まず近年の成果である『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞に対する思いを伺い、その後、上記のテーマに沿って時系列に質問を進める。これにより、これまで断片的にしか語られてこなかった白組の歴史と技術的挑戦を、創業者自身の言葉で体系的に記録する。アナログからデジタルへの移行期における具体的な判断や経営危機の実態を明らかにすることで、日本のVFX産業史における同社の重要性を再評価し、現代のコンテンツ制作企業にとっても価値ある知見を得ることを目指す。
【参考資料】