-
本ページで提示している関連資料の解説はこちらをご参照ください。
【テーマ設定】
インタビュー計画概要:日本のインターネット黎明期とその思想
大テーマ:
日本におけるインターネットの黎明期(1980年代後半〜1990年代)に村井純氏が果たした役割と、その思想的背景、およびインターネットが社会に与えた影響の考察。村井純氏へのインタビューを通じて、インターネットが「人間の暮らしを土台に構築される」という理念がどのように具体化され、現在の情報社会に繋がっているかを明らかにする。特に、ネットワーク技術の進化と社会変革の接点、そしてそこから生まれた課題と展望に焦点を当てる。
中テーマと主な焦点:
1.インターネット黎明期と社会構築の理念
・ INTEROP開催の意図、インターネットの「民主的」な側面と「人間の暮らしを土台に」という思想
2.電子掲示板文化とコミュニティ形成
・ ニフティサーブ、fjニュースグループなど、黎明期の電子掲示板における情報交換とコミュニティ形成の特質
3.インターネットの普及と変容、そして未来
・ インターネットの普及がもたらした光と影、そして今後の課題と展望
期待される成果:
村井純氏の経験と洞察から、日本のインターネットがどのように社会に根付き、進化してきたかを深掘りする。黎明期の精神が現在のデジタル社会にどう活かされ、またどのような課題として現れているかを考察し、未来のインターネット社会構築への示唆を得る。
【参考資料】
石井, 英男. 「「壁をどんどん壊していってもらいたい」インターネットの父と呼ばれて~村井純氏 (1/3)」. 『ASCII.jp』, 2015年11月28日.
.https://ascii.jp/elem/000/001/082/1082448/ 佐藤, 円, 篠田, 陽一. 「投稿行動から見た電子ニュース」. 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科リサーチレポート, 1994.
佐藤, 円, 佐藤, 理史, 篠田, 陽一. 「電子ニュースにおけるダイジェスト機構の実現」. 情報処理学会第49回全国大会講演論文集, 1994, 211-212.
佐藤, 円, 佐藤, 理史. 「ネットニュース記事群の自動パッケージ化」. 『情報処理学会論文誌』38, no. 6 (1997): 1225-1234.
fjの歩き方編集委員会. 『fjの歩き方:インターネットニュースグループの世界』. 東京: オーム社, 1995.
村井, 純. 『インターネット』. 東京: 岩波書店, 1995.
村井, 純, 坂本, 龍一, 成毛, 真, 佐伯, 達之. 『インターネット近未来講座』. 東京: アスキー・メディアワークス, 1996.
盛田, 諒. 「日本人が知らないネットの常識をKADOKAWA角川歴彦会長と村井純教授が語る」. 『ASCII.jp』, 2016年2月25日.
.https://ascii.jp/elem/000/001/122/1122562/ Wikipedia. 「村井純」. 『Wikipedia』. 最終更新日不明.
.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%BA%95%E7%B4%94 Gagnon, Eric. 『Internetニュースグループガイドー世界最大の電子掲示板』. 東京: ソフトバンククリエイティブ, 1995.
村井純