丸亀城
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丸亀城は、丸亀平野の北端、標高66mの亀山に豊臣政権下の慶長2年(1597)高松城を本拠地とする生駒親正が支城として築城したが1615年(元和1)一国一城令によって一旦廃城となった。その後寛永18年(1641)山崎家治が入府、丸亀藩を立藩し、城の改修に着手したが後継ぎが途絶え断絶。次に京極高和が万治元年(1658)入府し、城の大改修を行い延宝元年(1673)完成をみた。これ以降大規模な改修はなく京極氏7代が治め明治を迎えた。 現在天守である三重三階の天守は高和時代の万治3年(1660)に竣工したものであり重要文化財に指定されている。城山全体には、一二三段と呼ばれる高石垣が3段4段に積重ねられており、平山城の典型といわれる。