松江城

慶長12年(1607年)、出雲の支配を確立した堀尾吉晴によって始められた。それまでの出雲国の中心であった月山富田城は中世山城であり、交通の便が悪く政治には不向きであったため松江城の築城がされた。堀尾氏の後は京極氏を経て寛永15年(1638年)に松平直正が入城し、幕末まで松平氏が続いた。

天守は5層6階の構造で、現存する木造の天守としては日本で最も古いものの一つで国宝に指定されている。装飾が少なく極めて実践的な天守といわれる。本丸の周囲は6基の二重櫓を配置し多門櫓で結び、防衛機能は非常に高い。二の丸の太鼓櫓・中櫓・南櫓が復元されている。

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