日本の石垣
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石垣は世界中で使用されているが日本の石垣は西洋とは発展の経緯が異なる。西洋は木材の入手が困難な地域もあることから石造りの家が中心でありその技術が石垣づくりに用いられていた。しかし、日本は木材が豊富であったことから木造の家が中心であったことから日本では石垣を作るための技術が発達していった。戦国時代に鉄砲が伝来するとその攻撃を防ぐための重量構造物が必要となりその基礎として石垣が使用されるようになった。石垣を使った代表例としては織田信長が有名であるが石垣の技術はもとは寺社が持っていたものでありそれを城に転用して建造された。信長や秀吉の織豊系城郭の象徴として中部地方から西日本を中心に広がった。近世以降は見た目も重視されるようになり石に様々な加工が施されるようになる。