D 助六の紫の鉢巻

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助六は舞台上で紫色の鉢巻をつけ登場する。この紫色の鉢巻は「 病鉢巻 」ではない。 顔の右に結び目がある助六の鉢巻は、みなぎるパワーと健康、喧嘩に強い男っぷりの良い証と言われている。

((江戸時代「 江戸三千両 」と言われ、朝の「 魚河岸 」、昼の「 芝居 」、夜の「 吉原 」で 一日に各々千両づつの大金が動くと言われていました。 「 助六 」という芝居は、この三カ所の協力によって上演されたことから、魚河岸 や 吉原 などへ挨拶に廻り、また吉原からは傘と箱提灯、魚河岸からは鉢巻と下駄を贈るのが慣例となって、今に引き継がれています。 

この「 紫色の鉢巻 」は、舞台の照明が当たっても、色が変わらない様に「 糸で染めてから反物に織る 」らしいです。反染め(白生地を染めても)では色が変わり 本来の紫色が出ない。))



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