「駕かき烏勘三 実川額十郎」

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この浮世絵は慶応2年に大阪で上演された 『けいせい花通矢』の役者絵であり、描かれているのは2代目実川額十郎である。特徴的な格子の背景は当時好んで使用された。この格子柄は三枡格子と呼ばれているものである。これは役者文様に分類される三枡文という初代市川団十郎が稲妻文から考案して評判を得て以降、一門の定紋とした大・中・小と三重の枡を入れ子にして上から見た形を文様化したものから派生した。

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