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浮世絵技法の復元的研究のための光計測・画像解析基盤技術の創出

 [書込]

概要
2014年9月30日(火)

代表者:京都府立医科大学 大学院医学研究科・助教 南川 丈夫

 浮世絵は、江戸時代に発展した多色摺木版画であり、現在では日本を代表する伝統美術として伝えられている。しかし、浮世絵の版木は、仮に現存する場合で あっても、摺り工程による摩耗等により、木版画の再現が不能なほど劣化している事が多い。また、浮世絵の伝統技法は主に直伝で受け継がれてきたため、浮世 絵の製作手法や使用した材料が現在では不明であることが多い。そこで、本研究では、版木および版画を光計測・画像解析技術を駆使して科学的に分析すること で、当時の浮世絵の製作手法や材料の再現による伝統技術の復元するための基盤技術の創出を目指す。本研究は、光計測、情報処理、木版研究の専門家と浮世絵 職人の産学・文理融合型のチームで推進する。